(ACギャラリー企画 Vol.24)

水中スケッチ画家 CHIHIRO EXHIBITION
近藤ちひろ個展

8月18日(月)〜8月23日(土)
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てぃーだ の愛のものがたり

太陽は、東方彼方にある楽土の「太陽の穴」から生まれると信じ、朝日が昇るたび「太陽が生まれた!」という人たちがいる。
そこには『誕生』という大きな喜びと感謝が込められている。
見返りを求めず、多くの恵みを与え続ける『太陽』が見守る世界。
自然と供に暮らし、太陽の愛を感じ、その恩恵に感謝・祈りを捧げてきた人たちが語るものがたり。
昔話になってしまわぬように・・・



CHIHIRO KONDO:近藤ちひろ

多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業。スクーバダイビングをしながら水中スケッチをするなど水中から陸上までスケッチしながらの旅を続ける。
伝説・昔話や民話、その土地に根付く想いを取材。取材方法は話しが聞けそうな場所に赴き、その土地についての想いを様々な人から伺う形で採取。それに合わせ昔話や民話の宿る土地で感じる様々な場所をスケッチしていく。
このような形で、その土地のイメージを一度解体することで、そこに宿る魂を見つけ出し、それらを構成し直した作品制作をする。水彩、アクリル、日本画絵の具などで色鮮やかに表現。


スケッチ日記帳から作品へ

旅の時には、カメラを持たず、手に収まる程度のスケッチ日記帳と黒のボールペン(今回は筆ペンも使用)のみで動き、感じた場所の時と空気を日記帳に落としこんでいく。
スケッチに色はつけることはしない。無限である色を出すには持ち歩く画材では限りがあることと、スケッチという短時間では安易な色をつけてしまうことになり、後にその色に縛られることによってイメージが膨らみにくくなるからだ。
単色ではあるがスケッチすることによってその場の色も空気も身体に刻み込まれる。アトリエに戻ってからスケッチ通りに再現されることもあれば、そこで聞いた話や自分の想いと合わさり自由に変化する。スケッチ日記帳は描くための大切な資料の基である。
昔話や民話などの話が聞けるところを目指し、そのような場所を中心にスケッチして歩き回る。簡単に話しが聞けることはなく、昔話を大の大人に話したら笑われるからと口を閉ざしてしまう人。昔話ではなく現在もあると信じ、怒りをあらわにする人。地道にその土地の想いを汲み取ろうとして歩きながら描いたスケッチ日記帳を見ることで口を開いていただける人もいらっしゃった。
ここで、貴重なお話を聞かせていただいた方をはじめ取材・制作に力を貸してくださった方々に心から深く感謝いたします。
今回の取材に使われたスケッチ日記帳は2冊半 ボールペン本数約7本。



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